エピソード16
 仕事に憑かれて、ここ暫くは連絡も途切れがちだったクリスから、嬉しいEメールを受け取った。久し振りに次の日曜日、ゆっくり休みがとれると言う。その週末を土曜日の夜から、またティブロンで一緒に過ごさないかというお誘いだった。

もちろん即OKだ!


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 土曜日の夕方は、遠足を待つ子供のようにわくわくしながら、彼が仕事を終えて来てくれるピックアップを待った。
もう外でのディナーには遅い時間だったので、お迎えが来るのを待つ間、ティブロンに着いて一緒に摘める物をチョンチョンと料理して弁当箱に詰めた。
そしてそれを、パリッとアイロンをかけた一番お気に入りのナプキンに包み終えた時、同時にインターフォンのベルが鳴った。

バスルームに駆け込んで、大きな鏡で全身の姿をチェックする。

『うん、なかなかいい感じ!』

自分に気合いを入れるように呟くと、急いでお泊まり用のバックをひっ掴んでエレベーターを降りていった。

 

 ドアが開くと、エントランスのすぐ外に、クリスが車を降りて待っていてくれるのが見えた。
久し振りに見る彼の姿は‥、何だかまたボロ雑巾のように疲れ果てて見える。
しかし、その大きな眼鏡の奥では、相変わらず悪戯な深いブルーの瞳が笑っている。

「オゲンキデシタ?」

「ハイ。アナタハイカガオスゴシデシタカ?」

重いドアを開けるなり、照れ隠しの言い訳をするように、二人戯けて大袈裟なハグとキスを交した。
久し振りのハグが、時間の空白を埋めて行く。

「ずっと、君のこと考えてた。」

「会いたかった!」

そう言って身体を離して姿勢を正すと、今度はクリスは少し背を屈め、ゆっくりキスをしてくれた。

 

 車がまた、ゴールデンゲート・ブリッジを越えて行く。

窓の外の街頭の灯が、ハンドルを握る大きな手を一瞬一瞬浮き出させては、後ろに飛んで消えていく。普段ならとってもロマンティックなティブロンまでのドライブ。しかし今夜は、テープから流れる甘く切ない歌声も、クリスの耳には全く届いてないようだった。

さっきから彼は、まるで十年も会ってなかったように、空白の時間にあった心の葛藤物語を、また本気とも冗談とも取れない口振りで話し続けている。小さな男の子が母親の愛情を確認するように私に向けられるクリスの瞳。温かい物が胸に走る。

フリーウエイを降りて丘をのぼって行く途中、スーパーに立ち寄って、ワインと朝食の材料を手に入れた。
夜も遅く人も疎らな店内を、二ブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, マーケット, 果物, 外国スーパー, グルメ, ティブロン, リンゴ人並んで思い付くまま、野菜や玉子、ベーコンなどをカートの中にポンポン放り込んで行く。何だかもう、一緒に暮らす二人のオママゴトのようだ。

買い物を済ませてレジに行くと、イヤにテンションの高いヒスパニックのお兄ちゃんが、レジをうちながら私達の顔を交互に見てウインクした。ポーカーフェイスの下に隠している、心がスキップするような思いをのぞき見られたような気がして、思わず一瞬顔を伏せた。

スーパーを出て大通りに戻ると、そこからはまた丘をのぼり、遠くに見えるダウンダウンの宝石箱を見渡しながら車は駐車場へと入って行った。

 

 エンジンの音が止まると同時に、クリスの家の玄関のドアが開き、金曜日から泊まっているという二番目の弟のボビーが顔を出した。
ガタガタとデッキを渡ってこちらの方へやってきながら、先に車を降りたクリスと二、三言葉を交わした後、私の方に向けて軽く挨拶の手をあげて『ハイ』とぎこちなく笑った。

ロサンゼルスで法定弁護士をやっているというこのボビー、前に会った末のジェスの甘くてほんわかしたムードとは対照的に、何だか厳めしい顔つきをして、ちょっと攻撃的な印象さえ受ける男だ。
クリスのこの三兄弟、顔は皆よく似ているのに、このボビーだけは、目と髪の色が濃い茶色だ。身長も私と同じ位で、アメリカ人にしてはおチビさん。
一見見る性格も、身のこなしの優雅な二人に比べて、このボビーには、せっかちさんが服を着て、どことなく『刑事コロンボ』を思わせるような不器用さが漂っている。

こんな『突然変異』も、遺伝子のご愛嬌といった所なのかしら?
そんなことを考えながら、ボビーと軽い握手を交す。
大きな手のひらからは思いがけず、クリスと同じ暖かさが私の手に伝わって来た。

 

 その夜は、ボビーも交えて、まだほんの少し季節の早い暖炉に火を入れた。
きりりと冷えた、クリスのとっておきのシャルドネが注がれたグラスを持ってソファの腕にもたれると、おどけるように、クリスもぴったりと私の横に座った。
巨大なソファの端っこで団子のように固まる二人。そんな私達を見て、ブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, 暖炉, 暖炉の火, ロマンティック, 安らぎ, 暖かさ, 薪, 火サイドソファのボビーが笑う。
そうして腰を落ち着けた後は、クリスとボビーはただ昔話に熱中し始めた。

柔らかなセーターの肩にもたれながら、ぽかぽか顔にあたる暖炉の火が心地よい。
話にポーズが空く度に、クリスが思い出したようにグラスに冷たいワインを注ぎ足してくれる。

少しずつ痺れ始めた感覚の中で、目の前の二人のそっくりな顔が、絵の具を塗り替えたダブルのクリスに見えてくる。ステレオで耳に響く『二人のクリス』の穏やかな声とパチパチ弾ける炭の音が、だんだんシンクロし始める。

自分が今、過去にいるのか未来にいるのか‥。そのままうつらうつら‥いつの間にか記憶は薄れていった。

 

 次の朝目が覚めると、もうベッドの隣は空っぽだった。
何やら上の階にあるキッチンから、タマゴとコーヒー、ベーコンの焼ける、三拍子揃った素晴らしい匂いが流れて来る。

『ああ、しまった!』

大急ぎでベッドの足下に落ちていたクリスの大きなシャツをひっかけて、まだ少し痺れた頭を抱えながら階段を上ると、

'Good morning, sweetheart'

私の足音を聞いて、キッチンから出来たてのプレートを持って出て来たクリスが爽やかな挨拶をくれた。

「ごめんね、寝坊しちゃって‥。」
「いいんだ。さっき僕も、ママから電話もらって起こされただけなんだから。」

何気ない挨拶を交しながら、ふとクリスの肩に目がとまる。
テロンと薄いシルクのロープの下に、張った肩のシルエットが透けて見える。
薄れかけた夕べの記憶の中、胸の上に重ねられたがっちりとした体の重さが鮮明にフラッシュバックして、思わずどぎまぎ目を伏せた。

そんな私の様子を見てクリスは穏やかな瞳で微笑むと、澄ました顔でテーブルの上のカップにコーヒーを注いだ。

 

 「さっきママから電話で、ボビーもLAから帰って来てることだし、今日今から家族で集まろうって事になったんだ。君も僕の両親に会ういい機会だと思わない?」

テーブルに着いて、フワフワのスクランブルエッグをブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, 朝食, ブレックファースト, 目玉焼, タマゴ, ホットケーキ, パンケーキ, ベーコン, コーヒー, 朝, 一日の始まり, 一日のスタート, グルメ, 生活ひとくち口に頬張りながら、クリスがそう切り出した。

「えっ‥?」

まだ眠りから覚めきらぬぼーっとした頭に、突然のカウンターパンチが入る。
そう言った後のクリスといえば、私の戸惑いなど気にするでもなく、『玉子食べたら出発だからね。』なんて、もうさっさと自分のお皿を済ませ時計を見ながら外出の用意なぞ始めている。
『‥ッちょっと、あんた両親に会うって‥。』
アメリカ人の彼には、そんな『儀式』も日本人程構えた物でもないようだ。

結局楽しみにしていた、久し振りに二人っきりで過ごす『甘い週末の時間』は思いっきりボツになった。そして、そんな事にガッカリしている暇もなく、朝食がすんだ後は、お皿を洗う時間も惜しんでばたばたと部屋を出発した。

いつもは海沿いに輝いて見えるサルサリートの風景が、今日はひどく平らに見える。
いきなり朝から飛び込んで来たこの『大仕事』。
胃の中ではさっき食べた玉子とベーコンが、激しいタップを踏みながら暴れまくっているようだ。

「僕の家族は噛み付いたりしないよ。心配しないで」

ハンドルから手を離し、クリスがすっかり無口になってしまった私の頬をキュッと摘んだ。
それはそうなのだけど‥。

 

 ヨットハーバーまでやって来ると、もう先に来たお父さんとボビーが私達が着くのを待っていた。駐車場に入って行きながら、クリスが奥にとまっている大きな黒いスポーツカーを指差す。一瞬背中にゾクゾクとした物が走り抜ブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, ヨットハーバー, ヨット, マスト, マリーン, レジャー, サルサリート, ベイエリア, 海, 夏けた。

車が停車するのと同時に、外からボビーが助手席のドアを開けてくれた。

「ハイ、今日のご機嫌はいかが?」

ほんの少し戸惑いながら私がドアの外に出ると、クリスも運転席から降りて来た。

緊張でカチカチに固まった私の肩をすっぽりと自分の腕に包み込むと、丁度また同じように、その真っ黒なスポーツカーの助手席からゆっくりと降りて来ているお父さんの方へ向かって歩き出した。
ボビーが横で、何だか妙にニコニコしながらその様子を見守っている。

「パパ、紹介するよ。彼女‥。」

そうして目の前に並んだのは、クリスとボビーとお父さん、年とカラーのバージョン違いのそっくりな三つの顔だった。

思わず口の端が緩む。
ふっと気分が楽になった。

息子が突然連れて来たこの異国から来た女性に少し戸惑いの混った笑顔を見せながらも、お父さんは、その分厚い手で柔らかく握手を交してくれた。
まるで、サンタクロースと『船長さん』を足して二で割ったといった感じの真っ白な髭に埋もれた穏やかな瞳‥。

『クリスが年をとったら、こんな顔になるのかしら?』

少し笑ってしまうようなモンタージュ映像を、そこに見ている気分がした。

そう言えば、『小さい頃、パパが日本からのフライトのお土産に、ブリキの玩具を買って来てくれるのがとっても楽しみだったんだ。』なブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, ブリキ, ブリキのおもちゃ, 玩具, レトロ, 懐古んてクリスが前に話してくれた。

今でこそ、このおっとりゆったりのお父さん、若かりし頃は国際線のパイロットとして世界を股にかけて飛び回っていたそうだ。
その影響か、その頃からクリスも朧げながら、この『東の果ての国日本』に大きな興味を感じていたそうだ。
ブリキの玩具と遊ぶ小さな『クリスぼうや』の姿。ふっとまた、口の端が緩んだ。

今日のイベントは、このサルサリートのヨットハーバーからクリスのヨットで、サンフランシスコ湾のセーリングに出かけるということだった。
海での船遊びは、まだ日本にいる頃、福岡の海ノ中道から友人のクルーザーで釣りに出たくらいしかない。当然、白い帆を張ったヨットに乗るのはこれが初めての体験で、心が子供のようにワクワクした。

 

 ゆっくりとしたスピードでヨットが湾の中に出て行くと、息子たちはお父さんの指示に合わせて、慣れた手付きで一斉に帆を張り出した。
力強くロープを引くたび歯を食いしばって力を込めるクリスの顔に、とても生き生きとした男を感じる。 いつもの疲れ果てたボロ雑巾のような姿はそこにはない。
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真っ白な補がピンと張られると同時に、ヨットはどんどん加速して、水の面を滑るように走り始めた。
湾の中程まで出ると、強くなる風と船体にぶつかり砕ける波に、ヨットは必死で自分のバランスを取るように右に左に揺れ出した。
テキパキと船の上で動き回る二人の息子たちに比べて、私といえば、『海に落ちると危ないよ。』なんて、お父さんからはすっかり子供扱いの状態だ。

その言葉に従って、皆の邪魔にならないように大人しくヨットの真ん中に座って海を眺めていると、突然船からすぐ手の届きそうな海面に、ヌーッと何か大きな物が浮かび上がって来るのが見えた。

思わずぎょっと目が釘付けになる。
まるでそれは、大きさといい形といい、何か黒い人間の頭のようだった。

『こんな所で素潜りをしている黒人がいる!』

しかしそれにしては、その頭は妙にツルツルと光っている。

もう一度よくその姿を観察してみると、それは何と‥、野生のアザラシが泳いでいる姿だった。
今まで動物園でしか見た事のなかったアザラシが、ヨットの横で気楽に泳いでいたりする風景‥。うーん、さすがカリフォルニアである。

突然現れたこのアザラシにすっかり目を奪われてしまっている私に、クリスが分厚いスエットシャツを投げてくれた。そして最後に引っ張っていた帆のロープを固定し終わると、私の横にぴったりと体をくっつけて腰を下ろした。

「寒くない?大丈夫?」

陸から離れる程に風も冷たくなって行く。さっきお父さんから下りるように注意されたヨットの縁のベンチには、今はボビーが猫のように丸まって、シャツのフードをすっぽり被って座っていブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, サンフランシスコ湾、ゴールデンゲートブリッジ, 海, ヨット, 夕焼け,夏る。

見渡す限り銀色に輝く海原の中を、ヨットは静かなシルエットを描きながら風に乗って進んで行く。

遠くには、抜けるように青い空と海の境目に、深い朱色のゴールデンゲート・ブリッジが鮮やかなコントラストを浮かび上がらせているのが見える。

何もかもが美しく溶け合う風景が、ゆっくりゆっくり後ろに流れて行く。

二時間程そうやってのんびりとサンフランシスコ湾の中を周った後、ヨットはまた、サルサリートに向かい頭を返した。

 

 船着き場が見えて来ると、今度はそこで、クリスのお母さんとジェスが船の着くのを待っていた。初めて会うお母さんは、さすがに三人の腕白坊主を育て上げたお母さん、静かな貫禄を滲ませたながら、まるで昔の学校の先生のようにテキパキと言葉を話すとても品のいいご婦人だった。

目がやはりクリスに似ている。
凛としたその姿勢の中にも、彼女の瞳だけは何故か悪戯っぽく笑っていた。

家族の顔が全員揃うと、その後は皆で、ヨットハーバーのすぐ横にある中華レストラン、『北海漁村』の飲茶ランチを取る事になった。

マリーン・ディストリクトといえば、普段ベイエリアの中でも白人が中心に住んでいる場所で、この地区でアジア系の人達を見かける事はそう多くない。しかし、この『北海漁村』はそんなマリーンの中にありながら、いつも沢山の中国人のお客さんで賑わっている。それだけ本格的な中国料理をだすレストランとして知られているようだ。

入り口のドアを入ると、まずデーンと三層に重なった巨大な水槽が私たちを出迎えてくれた。中にはまだ生きているロブスターや名前も知らない魚たちが泳いでいる。
ヨットハーバーに面した海側の壁は全面がガラス張りになっていて、ヨットのマストが所狭しと並んでいる深いブルーの海を眺めながら新鮮な海鮮中華を楽しめるようになっている。

ランチにはまだ少し早い時間だというのに、フロアーはもうお客さんで一杯に埋まっていた。
黒いスーツに蝶ネクタイ姿の姿勢のいいウエイターたちが、テーブルの間を滑るよう行き交いながらテキパキと飲茶の料理をお客さんに勧めている。
テーブルに通されると、早速私達も、その飲茶形式で運ばれて来る色んなお皿の物色に取り掛かった。

 

 程なく目の前の巨大な丸テーブルが、素晴らしく美味しい匂いに満たされたお皿で一杯になった。 その幸福な眺めに、緊張でギクシャクしていた私の怪しい動きにも、少しずつ油がまわり始める。ブログ, エッセイ, シングルマザー, 海外生活, 人気のブログ, 注目のブログ, 話題のエッセイ, カリフォルニア生活, アメリカ生活, ノンフィクション, 現代画家, 人気, アーティスト, サンフランシスコ, フェースブック話題の人, 話題の人, 海外の日本人アーティスト, ディムサム, 中華料理, 中華, 飲茶, 蒸篭, グルメ, 中華レストラン, チャイナタウン
クリスの家族は、もう特別に私の事など意識するわけでもなく、各々が好きな事を話しながらお箸の食事を楽しんでいる。
ボビーのLAでの生活、クリスの仕事、お父さんの体の調子の具合‥。優しい会話が流れて行く。

時々ジェスが向いの席から手を伸ばして、新しく運ばれて来た料理を勧めてくれる。私の椅子の背に腕をまわし、いつになくリラックスした様子で話すクリスの横顔は、もうすっかり、ヤンチャな男兄弟の『あんチャン』の顔になっている。
彼の口から飛び出してくる砕けた言葉のサウンドが、とても優しく懐かしい。
ほんの少し、またクリスの秘密を垣間見た気分がした。

家族の団欒のテーブルに、ぼんやり私の日本の家族の顔が浮んで来る。
今頃日本は、蝉時雨の真只中だったりするのだろう‥。

 

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[2012/04/04 11:25] | エピソード | トラックバック:(0) | コメント:(0) | page top↑
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